67回目の終戦記念日を迎えた。日本政府は、「戦没者を追悼し平和を祈念する日」としている。ロンドン五輪のサッカーでは、韓国選手が竹島の領有を訴えるメッセージを掲げ、香港の民間団体は尖閣諸島に上陸し、韓国の李明博大統領は天皇陛下の訪韓条件に謝罪を要求している。そのような中、靖国神社には閣僚2人が参拝した。野田首相は閣僚の参拝に自粛を求めていたらしいが。そもそも戦没者に対してする「追悼」という行為を他国から干渉受けること自体がおかしいと思うのは間違っているのだろうか。アメリカのアーリントン国立墓地に大統領が行くことを批判する国があったとして、それをアメリカは受け入れるのだろうか。「A級戦犯が合祀されている」という点において、反発しているのだろうが、その「A級戦犯」というものについても、合理的に正しいのかどうかの検証はあったのだろうか。いずれにせよ、毎年同じような議論が浮上し、政治に左右されるのはそろそろ考え直すべきでなはいのか。日本人、国家、主権。根っこの部分を私たち自身がもう少し考えていく必要があると思う。