「近いうち」とはどれくらいの期間を指すのだろうか。人それぞれ感覚の違いは多少なりともあるであろうが、まあ一ヶ月以内くらいの感じでないだろうか。与野党でこの「近いうちに」という言葉で綱引きを行なっている。与党は時期を曖昧にし、野党は約束が違うといきり立っている。そんな言葉の意味は置いといて、現実の社会では友人や知人と「近いうちに食事でも。」なんて言葉は、実現するかしないか分からない場合が多い。この言葉の裏には、“いつか時間があれば” “そのうち暇になれば” “機会があればね…” というかなり後ろ向きなまた受け身な意味がある。本当に約束する気であれば即座にお互いのスケジュールを確認し、日付を決めるだろう。それをしないということは、する気がないということだ。そんな事を考えながら、与野党の幹事長代行のやり取りを聞いてみると、阿呆らしくなる。一体この国の政治家は何がしたいのだろうか。人の振り見て…という言葉があるが、我々はこうならないように自分に責任を持って行動していきたいものである。