優しさ
次年度委員長になるメンバーから「委員会メンバーに対する委員長の接し方・考え方とは?」という質問を受けた。色々な考え方があるだろうからあくまでも一つの考え方と捉えてほしい。私が思うに、どれだけの機会をメンバーに提供できるかに尽きると思う。JCはリーダー育成機関だということは言い続けているが、リーダーになるためのトレーニングを行っているのがJC活動である。だとすれば、様々な機会を提供し、またそれを活かすべく行動することを後押しすることが大事である。そしてそれは、優しさだと思う。「仕事が忙しくて…」「妻がうるさくて…」なんてことを素直に聞いていることがないだろうか。メンバーの状態を把握することは必要であるが、そのまま受け取るか取らないかは大きな違いだ。そもそも、自らの意志で入会しているのだ。もっと言えば、JCは義務教育でもないし、必ず入会しなければならない訳でもない。原点に立ち帰り、まずは行動することを強烈に理解してもらう必要がある。仕事が忙しいなら、寝る時間を削って活動しよう。妻が理解してくれないなら、何度でも説明してJCがない時に最高の家族サービスをしよう。今より少しでも成長するには、負荷をかけなければならない。筋トレするのは、筋肉に負荷をかけて大きくなろうとさせるためだ。簡単な事である。メンバーに少しだけ無理をさせよう。それが優しさだ。言い訳を理解してあげる事、メンバーの立場になって考えてあげることは優しさでない。逆にやり過ぎるメンバーに「大丈夫か。」と声をかけてあげることが優しさだと思う。来年の委員長の皆さんが、「優しくて厳しいそして格好いい!」と言われる委員長になっていることを期待している。