オバマ大統領が再選を果たした。得票数は拮抗していたが、選挙人の獲得で大きく上回り、2期目に突入する訳である。苦戦すると見られていたが、1週間前のハリケーン被害の対応により支持率が上がってきたらしい。しかし、再選の一方でNY株は大幅に値を下げ、財政への不安は一層強まっている。オバマ大統領には早速、今年末に減税の失効等により財政引き引締めが起きる「財政の崖」への対処が求められている。ただ、米国民はオバマを選んだ。4年間をオバマに託したのだ。翻って日本はどうだろうか。システムの違いはあるが、3年3ヶ月前の総選挙で、民主党に託した。長く続いた自民党政権からの変化に国民は期待していたはずである。が、しかしだ。民主党政権のこの間、国会で何が議論され、どう良くなったのか。民主党に託したのは我々国民であり、その責任もある。個別の政党を支持しているわけではない。ただ、もうそろそろ総括し、我々国民に新しい判断をさせてもらってもいいのではないか。「近いうちに」という言葉は一体いつの事を指すのだろう。小学生の娘にでも聞いてみようか。