世界会議に出発する直前に、闘病中の山川先輩からお電話をいただいた。久しぶりに聞く声は元気そうだった。今は少し調子がいい時期かもしれない。「もうすぐ理事長も終わりやね?どうや?」と。そして「送る夕べまでに退院ができそうにない。お前の卒業なのにすまん。」との言葉だった。涙が出た。抗がん剤治療は想像を絶する苦しさと聞く。また本人も「結構きついよ。」と言われる。そんな状態で、わざわざ電話をかけてきてくれたのだ。自分に置き換えてみると、そんな言葉がでるだろうか。見た目はコワい人だが心はすごくきれいで優しい人である。現役最後の年に同じ委員会でご一緒させていただいた時も厳しく指導いただいた。酒の飲み方、JCとは。今の私の土台になっている。その一方で毎年誕生日に連絡をくれたり、とにかく優しい人なのだ。何とか病気に勝ってもらいたい。ご一緒させていただいた、06年庄嶋(兄)委員会の送り出しは、来年2月か3月にしていただけそうである。山川先輩には「送り出しには必ず元気になって来てください」と約束した。