自然との共生
先日、あるインタビュー記事を読んでいて感じた事があった。日本という国は3つの要素があるらしい。欧米化された日本、農耕アジア的な日本、そして縄文時代的な日本。最後の縄文時代的な日本というのは、自然や神々とともに生きてきた時代の感受性があることである。欧米の文化は自然から如何に離れていくか、そこで自然から自立した人間の力をいかに発揮していくかが目指される。日本は、自然との一体化を目指す文化があるということであった。自然は我々に対して大いなる恩恵を与えながら、時には容赦なく襲ってくる。しかし、日本人はそれを脅威と感じるよりも、有難いという気持ちが強いということであった。今回の東日本大震災では、自然の力を思い知らされた。(勿論、人災の要素は否定できないが)ただ、それでもなお、この大震災すらも自然との共生という点において、学ぶべき点を見いだそうとする日本人の精神性は誇るべきものと思う。そんな日本人の誇り、自信といったものをもっと感じるような社会にしなければならない。