石原都知事が尖閣諸島を東京都が買い取ると表明した。国も購入もあり得るとの認識を示している。当然、中国は領有権を主張し反論してきたが、日本政府としては、領土問題は存在しないという一貫した態度を貫いている。昨年、サマコンでも主権国家確立フォーラムで少しだけ勉強させて頂いたが、本年度も日本JC領土・領海委員会が「領土・領海意識醸成プログラム」を実施している。(http://www12.jaycee.or.jp/2012/territory/modules/pico02/)
さて、話を戻すと、今回の石原都知事の発言については、賛否両論あるだろう。発表するタイミングや場所、また手法など。しかし、国民としては、領土問題は存在しないと言いながら、中国や台湾からは自国の領土だと言い放たれ、何の進展も見られない。そのような状況を打破すると言う意味においては今回の件は、外国はもとより国民に対しても強烈なメッセージであると思う。私達世代は、国(国家)や領土というものにあまりにも無頓着なのではないだろうか。歴史に先人に学ぶ事はたくさんある。今回の件を契機として、しっかりと考えていこう。