先日の日経新聞の一面に人口減少について記載があった。なんと1年間で25万9千人減ったらしい。1950年以降の統計で最大とのこと。また65歳以上の老年人口割合は、過去最高の23.3%である。4月度例会の藻谷氏の講演でもあったが、驚くべき数字である。老年人口が多いのは、寿命が長くなっており、これ自体はいいことである。しかし、それを支えてきた年金や医療や介護を支えてきた現役世代が少なく、結局負担が多くなってくる。団塊の世代は、平均4人兄弟だったそうだ。しかし今は4人はおろか、出生率は1.39%(2011年)生まれてくる人数が低下すれば、単純に老年人口は増え、総人口も減っていくだろう。私達の周りも結婚をしていない人が多いと思う。晩婚化が進んでいる原因の一つに将来の先行きが不安ということが挙げられる。どのような社会ならば安心して子どもを産んで育てていくことができるのだろう。私達一人ひとりが考えていかなければならない問題である。