創立記念日

1953年2月4日、福岡青年会議所は戦後の経済復興を目指し、福岡の明るい豊かな社会の実現のため50名の青年が立ち上がり創設されました。今日、2月4日は創立記念日であり、いよいよ59年目に突入しました。と同時に節目である60周年に向けてのカウントダウンが始まったということでもあります。これまで長い間、脈々と受け継いでこられた歴史と伝統をしっかりと継承し、新たなる10年に向けての第一歩を力強く進めてまいりましょう!

2月度理事会

2月度理事会が開催された。報告議案の審議が大部分だったが、厳しい意見があった。そもそも議案は背景があって目的が決まり、その目的を達成するためにどのような手法を用いるか(事業内容)を決定し、事業を遂行していく。そして報告書は、事業目的がその手法で達成できたのかどうかの検証を行ない、問題点や課題を挙げ、今後に活かしていかなければならない。しかし本日の事業報告を見ると、目的達成の検証の箇所に問題点を記載していたり、単なる実施したことの羅列であったり……。「来年以降参考になるのか?」「目的達成の検証になっていないのではないか?」このような意見や質問が出るのは、真剣に議案を読んでいる証拠であるのだが、逆にしっかりと報告書を作成して初めて事業が終了するという基本を疎かにしているのではないか。年度を跨ぐということで、モチベーションがあがらないのかどうかは定かでないが、会員の貴重な会費から捻出し、事業を実施したわけである。是非、最後の最後まで自分たちが行なった事業に対しての愛情と誇りを持ち続けようではないか。

福岡JC2010年度第58代理事長である大山哲寿君の社長就任のお祝いが市内のホテルで行われた。OB・現役合わせて120名もの方々がお祝いに駆けつけた。彼の人望をそのまま物語っているパーティであった。大山理事長当時のスローガンは「一以貫之」であったが、もう一ついつも口にしていた言葉がある。それは、「人」。JCは人ありき。全ての原点は人との触れ合い、交わりであり、そこからしか何も生まれない。利害関係のないJCにおいて、まさにそれを実践してきた彼だからこそ、多くの人が彼の周りには集まり愛されているのだとあらためて感じた。そんな彼の16年に渡るJCライフのラストである本年、諮問会議の議長をお願いしている。旧き良きJCの精神を引き継いでいる彼の、大山イズムを多くの若手に対して継承して頂きたい。

如月

2月は如月ともいう。由来は諸説あるらしいが、今夜、そして明日の冷え込み予想を聞くと、“旧暦二月でもまだ寒さが残っているので、衣(きぬ)を更に着る月であるから「衣更着(きさらぎ)」”という説がぴったりくる。さて、本日は午前中に西日本鉄道株式会社 長尾亜夫会長を訪問した。冒頭に日米親善クリスマスパーティーのお礼を言われ、恐縮だ。事業計画書をお見せしながら、本年度の方針をご説明した。長尾会長からは、「今朝のTVで何かやってたね?」と言われた。私もまだ見てないが、2月度の公開例会の朝デスのPRのことだろう。すかさず、2月度の例会の案内もさせて頂いた。午後からは、福岡銀行の総務広報部の城後部長を訪問した。部長からは色んなところで会うだろうから、何か一緒にやれる時は是非と、心強い言葉を頂いた。各顧問先の皆様には忙しい時間を割いて頂いている。出来るだけ、簡潔に今年の方針及び事業計画をお伝えしていかなければならないことをあらためて感じている。
夜は、第53代理事長 宮﨑鐘子先輩を訪問した。宮﨑先輩は2005年、世界会議翌年の理事長であり、福岡JC初の女性理事長である。また私がセクレタリーをさせて頂いた理事長だ。2004年度の世界会議一色であった次年度段階に始まり、2005年度は西方沖地震の発生、久しぶりの理事選挙の開催、また日本JCでも会頭選挙等、色々あったような気がする。そんな思い出話に花を咲かせながら、当時を振り返ると、やはり福岡JCを背負っているという責任感と使命感を強く持ちつつも、周りに対する気配りをされてたなあとつくづく思う。宮﨑先輩からは、とにかく何事も諦めずに思い切りやるようにとアドバイスを頂いた。もう11ヶ月しかない2012年度を悔いがないように、行動していこう!再度心に誓った一日であった。

顧問訪問②

本日は顧問である財団法人九州経済調査協会(九経調)の森本理事長を訪問した。昨年から数度お邪魔させて頂き、色々なアドバイスを頂いているシンクタンクである。3月末に新しくできる電気ビルに移転が決まっており、新しい事務所の企画書等も見せて頂いた。ラウンジやバーカウンターも併設されるようだ。さて、森本理事長からは、これからの日本経済の動向、またや地方自治・道州制等を解説して頂いた。特に、国の借金が1,000兆円を超えているこの異常事態でありながら、何とか逃げようという姿勢がある限り、どうにもならない。借りた金は返すのが当たり前であり、それを帳消しにしようとか誤魔化そうとするのがそもそも間違いである。100年くらいかけて孫の代までかけてとにかく半分くらい返済していくとかそんな事を考えないと日本は滅びるだろうと言われていた。まさに当たり前事を当たり前にすること。いつの間にか教育問題にまで発展し、気がつくと1時間を超えていた。最後に今後のJC・若手経済人に対する苦言や期待を頂き、終了した。私達はもっと外部の方々の知恵や経験を学び、活用していかなければならない。事業計画を練っていく中で、自分たちだけで考えるとどうしても小さくまた柔軟性に欠けるところがある。そうならないためにも、遠慮する事なく積極的に色々な方をお会いすることが重要である。