理事選挙所信表明演説

9月7日から始まった2013年度理事選挙の所信表明演説そして投開票が行われた。それに先立ち行われた短縮例会も18:00からといういつもより1時間も早い開始であったが、会場もほぼ満席。恐らく、今年最高の出席率であっただろう。いつもこんなだといいのだが…。また立候補者の緊張が会場全体に拡がっており、張り詰めたような空気の中、例会も終了し、いよいよ所信演説だ。19名全員が途中で飛ぶことも無く、またほぼ2分間で想いを全メンバーに伝えた。素晴らしい所信であったと思う。これほどまでに全員が仕上げてきたレベルの高い所信表明は経験したことがない。全員に拍手を送りたい。冒頭の挨拶でも述べさせていただいたが、19名の立候補者全員の選挙期間中の努力については、敬意を表したいし、全員がリーダーとして十分な存在である。しかしながら当然、結果は当選・落選の2つに分かれる。当選した方は、支援して頂いた方の期待や信頼を裏切ることなく、奢ることなく頑張ってもらいたい。そして残念ながら落選した方は、同じく支援していただいた方に感謝しつつ、自らの足りなかった部分を謙虚に受け止め、腐ることなく頑張ってもらいたい。結局のところ、今後の福岡JCに対する使命感に差があるわけでもなく、自分自身とメンバーに選挙期間に語った想い、約束はこれから先ずっと続いていくものである。最後に、この素晴らしい選挙戦をしていただいた、立候補者全員と全メンバーに感謝の一言である。本当にありがとうございました。そしてお疲れ様でした。今日ぐらいはしっかりと休んで下さい。

反日デモ

中国各地で反日デモが発生している。しかしTVの映像を観ると、デモなのか?デモとは「demonstration」の略語であり、辞書を引くと、「抗議や要求の主張を掲げて集会や行進を行い、団結の威力を示すこと。示威運動。」と出ている。しかし、建物を破壊したり、デパートの品物を略奪したりする行為は、上記に当てはまるのか?それよりも「群集が暴徒となって騒動を起こし、社会の安寧を乱すこと。」つまり「暴動」ではないだろうか。映像を観ても、全員が領土問題に理解をしめしているとは到底思えない。日本政府は、中国政府に対し、邦人の安全と鎮静化をより強く求め、一刻も早い平穏に努めてほしい。また大漁船団が尖閣諸島に押し寄せてくるとのニュースもある。この尖閣諸島や竹島といった領土・領海問題にこれまで何をしてきたのだろう。TVでは、勇ましい声が聞こえてはくるが、実態はどうであるのか。また我々国民も、今まであまりにも関心だったのではないか。近年、日本JCでも領土・領海問題についての委員会がある。我々JC世代こそがもっと声を上げる必要があるのだ。

恩師、逝く

私事で恐縮であるが、恩師が亡くなられた。退院したのは聞いていたので少し安心をしていたのだが。私の人生において大きな影響を与えていただいた一人だ。この先生は、中学校の野球部の顧問で体育の先生である。当時の野球部は2学年上が全国大会に出場し、1学年上が元阪神タイガースの新庄さんがいて、私達の時は九州大会まで行った、まあ地元では強豪として有名な中学だった。中学生の部活はほとんど指導者によってどうにでもなる。先生は、もともと野球経験者ではなく、サッカー選手だった。つまり野球についてはど素人。そんな先生が、福岡県では有数の強豪校にまで押し上げたのは、並々ならぬ情熱と生徒に対する愛情だと思う。とにかく、厳しい。1年の最初の練習日は元旦である。陸上部以上に走る毎日。試験中の部活の練習が休みの時も、ユニフォームではなく、体操服で走らされる日々。また私ともう一人の生徒は、毎日自主練習日誌を書かされていた。家でのトレーニングを書く日誌である。いつもはランニングをするのだが、ある日豪雨だったのでその日は中止にすると、翌日烈火のごとく怒られた。先生「なぜ、走らない!」→末松「豪雨だったので」→先生「それがどうした!走るのに何か関係あるのか?」→末松「いえ…」こんな調子だ。いい訳をしない。できない理由をつくらない。やらされる事とやる事の違い。そんなことを肌で感じた毎日の部活だった。今では問題になるであろうが、殴られたり、蹴られたり。尻バットでバットが折れたこともあった。しかし、本人も親も一言も文句は言わない。なぜならば自分が悪いことは理解しているからだ。無論、体罰を肯定しているわけではないが、当時は体罰とも思わなかったし、今もなお思っていない。それは愛情があるから。7月度の例会で平尾誠二さんに講演いただいた時、共感するとところがあった。「リーダーはリスクをとらなければならない」本気で相手を想い、本気でぶつかる。まさにこのことがリスクをとることではないだろうか。通夜・葬儀とも受付をさせていただいた。多くの弔問に訪れる方々を見ると、この先生はやはりリーダーであった。偉大なるリーダーであった。心よりご冥福をお祈り申し上げます。

決められる政治?

政府は、2030年代に原発稼働ゼロという目標を掲げたエネルギー戦略を決めた。経済界からの反対や光熱費が上昇するという国民の生活に直接する問題はクリアしなければならないし、具体的な道筋も明らかになっていない。民主党政権は、「決められる政治」という言葉をよく使っている。しかし、そもそも政治家は「決断」することが仕事ではないのか?トヨタが「走る車をつくります」と言うだろうか。国民の負託と信頼を得て、国民のために様々な課題の解決に力を注がなければならない。課題・問題を見つけ、目標を設定し、その目標をクリアするためにあらゆる手法(施策)を用い、達成していく。そこには、揺らぐことのない信念としっかりとした背骨のような軸がなければならない。勿論、具体的な計画(工程)も必要である。あらためて今の政治を見ていると本当に仕事をしているのか?と思いたくなる。彼らは、この日本をリードする、まさしくリーダーでなければならないはずだ。問題は山積みだ。領土問題、エネルギー問題、経済・財政…。民主党、自民党の代表選挙が行われる。真のリーダーを期待したい。そして私たち青年世代がもっと政治に関心を持とう。そんなに時間はないはずだ。

繋がり

既に多くの方がご存じのことかと思うが、s41年生の山川一俊先輩が白血病を患い、現在闘病中である。大変ショックをうけたが、本人・ご家族の方は計り知れないほどのショックだったであろう。つい先日一時退院されていたので、先輩方の呼びかけにより激励会を開催し、参加してきた。現在は治療も順調にいっているようである。ただ、また来週から入院ということで、完治まではまだまだかかりそうだ。また今回の件で多くの方からの支援について心から御礼を述べていらっしゃった。何とか頑張ってもらいたいと心の底から思う。さて、今回の支援については、あらゆる関係から連絡が来ていることと思う。過去の所属委員会や派閥、個人的な関係。とにかく関係各所に支援のお願いの文書がまわってきているはずだ。JCは利害関係もなく、社会的地位などの関係なく、一人の人間としての心と心のつながりがが基本である。その太い根っこの上で我々はまちのため、社会のために活動しているはずだ。仲間が窮地に追い込まれている時にこそ、一人ひとりができることを、あらゆることをやることが大切なことであり、その「繋がり」こそが脈々と流れているJCの精神そのものであると思う。変わらないもの、変えてはならないものは、まさにこの事だと思う。一人のJCメンバーとして継続的な支援をお願いしたい。