対外事業承継諮問会議

大山特別顧問が議長である「対外事業承継諮問会議」が開催されるということなので挨拶に伺った。本来ならば、第1回目の開催時に訪問させていただくべきなのだが、公務と重なりこの時期になってしまった。さて、この会議体は、①単年度制であるJCの枠を超え、事業継続となるスキームを作成する②事業協賛ではなく、福岡JCスポンサーとしての企業協力のあり方を検討する、という二つの事をお願いしている。特に①については、今年で4回目を迎える「nakasu jazz」のあり方そのものを地域の皆様と共に考え、創り上げていくための具体的なカタチになろうかと思う。そして、議案書に書いてないもう一つの目的が、大山議長のDNAの継承である。ご存知の通り、大山議長は長年のJC生活において培われた脈々と流れる古きよきJCの魂を持った人である。そんな彼もいよいよ今年で卒業だ。来年以降残るメンバーは、直接的に関わっていただいて感じて欲しいと思う。しかし、この会議体には当初予定していなかったメンバーが続々とオブザーブ?している。全員来たら一体何人になるのだろうか(笑)これも彼のエッセンスの一つである。

尖閣諸島

石原都知事が尖閣諸島を東京都が買い取ると表明した。国も購入もあり得るとの認識を示している。当然、中国は領有権を主張し反論してきたが、日本政府としては、領土問題は存在しないという一貫した態度を貫いている。昨年、サマコンでも主権国家確立フォーラムで少しだけ勉強させて頂いたが、本年度も日本JC領土・領海委員会が「領土・領海意識醸成プログラム」を実施している。(http://www12.jaycee.or.jp/2012/territory/modules/pico02/)
さて、話を戻すと、今回の石原都知事の発言については、賛否両論あるだろう。発表するタイミングや場所、また手法など。しかし、国民としては、領土問題は存在しないと言いながら、中国や台湾からは自国の領土だと言い放たれ、何の進展も見られない。そのような状況を打破すると言う意味においては今回の件は、外国はもとより国民に対しても強烈なメッセージであると思う。私達世代は、国(国家)や領土というものにあまりにも無頓着なのではないだろうか。歴史に先人に学ぶ事はたくさんある。今回の件を契機として、しっかりと考えていこう。

5月度正副理事長会議

本日は、早朝7:00よりAPCC25周年諮問委員会が開催された。第3回目とあって、今後の具体的な動きに向けてまとめの段階に入りつつある。会議は1時間30分ほどで終了した。17:00からは5月度正副理事長会議だ。もう5回目ということは、残り7回しかない。1回1回の会議を大切にしなければならない。さて、今日の議案数は報告も含め19議案。少し気になったことがある。議案、つまり事業計画書は誰の責任において提出しているかだ。運営幹事が議案作成している場合が多いだろうが、それを副委員長がしっかりサポートもしくはチェックし、最後は委員長が全てにおいて確認しなければならない。運営幹事はあくまで文書作成者であり、議案提出者は委員長である。それを前提に考えると、事業計画書の作り込みが甘い。誤字脱字・ミスが非常に多いようだ。また改行など見た目も美しくない。行がきっちり揃っていて、誤字脱字がない議案というのは細部にまで気を遣っているからであり、そのような議案は中身も良く出来ている場合が多い。仕事に置き換えてみるといい。読みやすくわかりやすい企画書と間違いだらけの企画書のどちらを採用するだろうか。是非とも考えていただきたい。常任理事会での素晴らしい事業計画書に期待している。

出向

2012年度も約100日を経過した。日本・地区・ブロックと出向者も各種大会に向けて、そろそろ忙しくなってくる、または忙しさのピークではないだろうか。本年度は、日本JC 47名・九州地区 16名・福岡ブロック 37名、合計100名ものメンバーが出向している。出向というのは、福岡JCの看板を背負っているものであり、また出向でしか体験することができない機会を得ている。そしてそこで得た経験をLOMに持ち帰り、LOMを活性化させる、そんな役割がある。日本JCでは、富永副会頭、笠議長、新嶋副委員長、九州地区では柴田議長、福岡ブロックでは城島特別委員長が集まってきたメンバーに学びや気づきを持って帰ってもらうために色々と気遣って頂いている。一方で出向者を出している各委員長さん達はどのように感じているだろうか。事業に向けて忙しくなってくるこの時期だからこそ、再度考えて欲しい。委員長の役割の一つにメンバーを成長させるという重要なことがある。そのためには、あらゆる機会を提供し続けなければならない。そいういったことからいくと、出向メンバーを積極的に出向先に送り出し、彼らが経験してきたことを委員会に持ち帰ってもらうように促すべきである。そしてそのようにメンバーに機会を提供した委員長は自らも成長しているのだ。また出向だけでなく、これから始まるブロック会員大会・ASPAC・香港周年・サマコン・全国大会・世界会議…。色々とJCは用意してくれている。是非、このような大会も活用して頂きたい。

今日の朝刊

西日本新聞の本日の朝刊の一面、「提論?明日へ?」で先日公開例会で講演頂いた藻谷浩介氏が寄稿されていた。ご覧になられた方も多いのではなかろうか。消費増税のことであった。例会の直後であったので、内容も非常に分かりやすく感じられた。さて、その同じ一面は、大飯原発再稼働についての記事だった。東日本大震災から一年が過ぎ、安全性と経済との両立を図らなければならないという難しい問題だと言えよう。再稼働するには、安全性の確保と地域との合意が必要であるし、再稼働反対であれば、電力不足になるとのこと。ただ、まだまだ情報が足りないと感じる。本当に電力不足になるのか。どのうような工夫があれば乗り切れるのか。そのような議論がまだ不足しているのと思う。人ごとではないのだ。九州には、玄海と川内の2つの原発がある。私達一人一人が考えなくてはならないのではないか。